トップページ >> 玉乃光対談
~ 時が流れて ~
淺野 :
先生方の中では、たしか里見さんが最初においでになったんです。お蕎麦がお好きでね。
宇治田 :
それで里見さんから口コミで広まったわけだ。
淺野 :

皆さん、夕方お集まりになって、寒いときだし、お燗でつまみをとって蕎麦を食べて、それから一色海岸の夕陽を拝んで、長者ガ崎まで歩いて、また戻ってきて、飲みなおすんですね。三木さんは足がお悪いし、寒いときは外にお出になりませんが、それからまたいろいろな話をされてお帰りになる。それが二十年近く続いているんです。
このあいだも東慶寺から中野さんにお電話いただいて、「これからちょっと行くから」ということで、鎌倉からタクシーでおいでになって、相当お飲みになりましたよ。『清貧の思想』から、毎年四冊くらい本を出していらっしゃいますね。最近は『唐詩選』を送ってくださいましたが、お宅では夕方四時頃から飲み始めて、三合五勺くらい飲んで、七時頃にはやすんでおしまいになるんですね。そして朝四時頃お起きになる。
この写真が、中野孝次さんと高瀬礼文さんがうちにいらしたときに撮ったもので……。
宇治田 :
ああ、早稲田大学の先生で、食文化を研究していらっしゃる……。
淺野 :
これが中野孝次さん、そして新潮社の方。高瀬先生がうちで蕎麦を打って、このとき初めて中野孝次さんが見えたんです。それ以来、うちのことを神奈川新聞とか日経に、いろいろ書いてくださるようになったんです。
それから『美味しんぼ』の雁屋哲、あの方は横須賀の「千歳屋」という鰻屋に玉乃光の大吟醸を持っていったらしいんですよ。それで鰻屋さんがうちにきて、玉乃光さんを紹介してくれといって……。
それから『美味しんぼ』の雁屋哲、あの方は横須賀の「千歳屋」という鰻屋に玉乃光の大吟醸を持っていったらしいんですよ。それで鰻屋さんがうちにきて、玉乃光さんを紹介してくれといって……。
宇治田 :
そうですか。あの人オーストラリアに住んでいるんでしょう。
淺野 :
この近くの秋谷にも住まいがあって、オーストラリアと行ったり来たりしておられるようです。

